鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法 -箱庭技研-

 

 

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レール上での鉄道模型車両を固定するには

鉄道模型のレールは、非常に精巧にできており、わずかな傾きでも車両が動き出してしまいます。ディスプレイ展示用の鉄道模型ディスプレイモデルでは、車両の長さに合わせてレール上にストッパーとしての突起が付いており、わずかに傾けるような場合でもこの両側にあるこのストッパー位置内で簡易的に位置が固定されるようになっています。

 

しかし、ディスプレイモデルの線路は単一樹脂製であったりして、今一リアルさに欠ける場合もあるので、できればよりリアルで手軽に入手できる通常のレールパーツを利用したいというニーズも少なからずあるでしょう。

 

そんな時には、手軽にちょっと手を加えるだけで好きな位置に車両を簡易固定できる方法がありますので、ここでご紹介いたします。ご紹介例は日本を代表する鉄道模型メーカーであるTOMYTEC社のFine Track製品を使用した場合の一例です。同様の手法で他社製レールでも利用可能ですので、是非ご参考にされてください。

 

鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法

1 鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法の紹介画像

裏側のジョイナーを専用治具やラジオペンチなどを利用して外れ防止の突起を押して外れやすいようにします。

2 鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法の紹介画像

ラジオペンチなどでジョイナーを外します。あまり力を入れると変形してしまいますので、ご注意ください。裏側の外れ防止突起がきちんと押されていれば、少し力を入れるだけで外れます。

3 鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法の紹介画像

ジョイナーを外したら、上下を逆さまにして利用します。

4 鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法の紹介画像

レールの金属部分に逆さまにしたジョイナーを取り付けます。

5 鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法の紹介画像 力を入れ過ぎると、尖った部分でケガをしてしまう恐れもありますので、注意しながら行ってください。
6 鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法の紹介画像 ラジオペンチなどで間隔を潰してしまうと固くて動かし辛くなってしまいますが、きちんと間隔が確保されていれば指先などでも簡単に位置を調整できます。(固くて移動しづらい場合は、無理をせずにジョイナーの間隔を広げたりラジオペンチなどで位置を調整してください。)
7 鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法の紹介画像 車両の長さや位置に合わせてジョイナーの固定位置を調整し、車両を簡易固定してください。
8 鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法の紹介画像 きちんと簡易固定できれば、多少のわずかな傾きでは車両が動かないようになり、簡易固定が完了です。もちろん大きく傾ければ移動したり落下したりしますので、その点はご注意ください。
9 鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法の紹介画像 簡易固定できたら、お好みのジオラマディスプレイなどに配置して完了です。
10 鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法の紹介画像 橋などの金属レール部分でも同様の手法で簡易固定できますので、ご参考までに。

 

 

レイアウトモデル用にジョイナーを取り外して利用する方法は、あくまで本来の走行利用方法とは異なる利用方法ですので、ご利用される際は利用される方の自己責任の範囲でご利用ください。ジョイナーを取り外して利用するために、接触不良などで、再度走行レールとして利用できない場合もあるかも知れませんので、利用される際はレイアウトモデル用と割り切って利用された方が良いでしょう。

 

上記文中にて表記させていただきましたTOMIX、Fine Trackは株式会社トミーテックの商標ないし登録商標です。

 

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